<h2 id="h7b4b081a65">再度リニューアル</h2> 最近、時間の余裕ができたのでブログをまたもやリニューアルしました。 今回は主にプログラム側に変更を入れていて、一番大きい点はブログの記事データをmicroCMSに移動したことです。これにより記事の更新がmicroCMSのWEBサイトから簡単に行えるようになりました。Githubに上げてパイプライン結果チェックして……がなくなったのは地味にありがたい。microCMSのエディタ画面も使いやすく安心感がある。 あとは+αとして、GatsbyJSをやめてNext.jsのSSGで作るように変えました。スタイリングはtailwindcss。見栄えは大差ないけど中身はフルリニューアルです。かなり大変でしたが、その分学ぶことが多かったです。 ある程度形になった今見ても、こっちの方が良い感じ。GatsbyJSは簡単ではあったけどプラグイン依存が強すぎた。 <h2 id="h9acd83f052">近況報告</h2> 気が付けば、このブログを更新してから1年以上が経っていました。 多忙だったとはいえ、詳細はあまり覚えていません。時間の経過は本当に早いものです。 時の流れといえば最近、ゲーム制作の方針を変更しました。 長い間「エンドD」に取り組んでいましたが、なかなか進展が見られず、完成する気配がないと感じていました。 そこで私は決めました。「まずは絶対に作りたいものを先に作る」という方針です。 思い返すと、VoidGamesを始めた当初、私には作りたいゲームが確かにありました。 私はそれを出したくてこの活動を始めました。 しかし当初は経験不足で、手の届く範囲で作れるゲームを作っていました。 そのうちに、当初の目的を見失ってしまったようです。 そして気づけば、6年が経過していました。 これまで作ってきた作品には意義があり、後悔はしていません。 しかし、現状維持では準備が整うことはないと判断し、未熟であっても挑戦することにしました。 次に取り組むのは、立ち上げ当初に考えていた作品の中で、今最も作りたいと思うもの。 正直、上手くいくかどうかは分かりません。でも真っ直ぐ形にしてみたいと思っています。 実のところ、そういう経緯もあって、毎年参加していたティラノゲームフェスは参加を見送りました。 最近のAI生成ビッグウェーブに乗りたくて仕方がないのですが……、残念です。 ただ、知ってる作者様の作品とか気になるものに関してはプレイする予定です。 この話の一番のツッコミどころは、それで今やってることが「ブログのリニューアル」って……、という点ですが、 まぁ、勉強も兼ねてるので仕方なしです。 <h2 id="h69d51315ba">最近見たアニメなど</h2> お気に入りリストというかただの備忘録。 <ul><li>呪術廻戦</li><li>葬送のフリーレン</li><li>薬屋のひとりごと</li><li>ようこそ！FACT(東京S区第二支部)へ</li><li>明日私は誰かの彼女（完結おめでとう！ということで読むの再開）</li><li>龍と苺</li><li>君たちはどう生きるか</li><li>アッシャー家の崩壊</li></ul> いや、ゲーム制作はどこいった？ お疲れ様でしたー。

ブログ再リニューアルと近況報告

※ネタバレ注意！ 久しぶりに積んでいた本を崩そうと思い、手に取ったのが浅倉秋成さんの「六人の嘘つきな大学生」だった。 <blockquote>成長著しいIT企業〈スピラリンクス〉の最終面接に残った六人。その場で六通の封筒が見つかり、中には六人それぞれの“罪”が書かれていた。</blockquote>という導入だ。 結論から言うと、とても面白かった。就活をミステリに据えるセンスが光っていた。最初は「題材が奇抜なだけかな？」と警戒していたが、読み終えて納得。就活だからこそ浮かび上がる“表と裏”の関係を描きたかったのだと腑に落ちた。 <h2 id="h33537cc491">良かったところ</h2>ストーリーは映画の脚本のようにすっきりまとまっている。前半で最終面接を一気に走り切り、「あ、ここでピークを過ぎたかな」と油断したところで シマ編 が始まる。読者の予想を裏切る再加速が痛快だ。 そして要所に挟まれる面接後のインタビュー。読み流していた何気ない会話が、後半では本筋そのものになる。まんまとひっかけに引っかかり、「これが伏せられた第二幕だったのか！」と膝を打った。 ラスト三十ページの畳みかけも秀逸。封筒とZIPパスワードの謎が一気にひっくり返り、「見えているのは人の一面だけ」というテーマがストンと胸に落ちた。 <h2 id="h9e2c81117e">気になったところ</h2>いくつかのヒントが露骨すぎて、先が読めてしまう点は惜しい。たとえばシマの足の事情。序盤で「歩調を合わせる」→「ほかの学生にもゆっくり歩こうと促す」→「シマが恐縮してお礼」と続けば、もう足が悪いことはバレバレだ。 また、犯人役に波多野が選ばれた理由がやや薄い。作中で彼の決定的な悪事が示されないため、「なぜ彼だったのか」が最後までモヤッと残った。 妹の「“優秀な人”投票は“好きな人”投票みたいなもの」という発言にシマが妙に感心する場面も引っかかった。皮肉なのか、本気で核心を突いたのか、読み取りきれず少し消化不良。 <h2 id="h66832e4383">それでも薦めたい</h2>細かい不満はあっても、就活という日常的な舞台がミステリとしてここまで化けることに拍手を送りたい。テンポよく進む会話、若さゆえの拙さと計算高さが交差する心理戦、そして最後に示される「人は誰しも多面体」というメッセージ。ページをめくる手が止まらなかった。 浅倉秋成さんはまだ若手とのこと。次作も追いかけてみようと思う。 お疲れさまでした。

六人の嘘つきな大学生 感想

ノベコレさんにて<a href="https://novelgame.jp/games/show/5704" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「透明人間彼女」</a>を公開しました！ <a href="https://novelgame.jp/player/fes" target="_blank" rel="noopener noreferrer">TGF2021</a>の参加作品です。 少しずつ他作品もプレイしていきたい所ではありますが、 この記事では自作が完成するまでを振りかえります。ネタバレ注意です。 ※ちなみに完成直後に書いた発狂記事もありますが、これは私ではありません。 ちょうど、この時期スマホを落としたので、拾った誰かが勝手に書いたんだと思います。 <h2 id="haea8a90b7a">始まり</h2> 元々、TGF2021 には別のゲームを作る予定でしたが、全然終わらず、ほぼ諦め状態でした。 しかし残り期限が一週間切った頃、こんなことを考えました。 やっぱりフェス参加したいな → でも、作る時間ないわ。絵も描けないし → あ、絵を作らなければ良いのか → 透明人間ってことにしとこ ☆ こうして、「透明人間彼女」は走り出しました。 <h2 id="h9b8ce9e321">奮闘期</h2> さてやるか。私は意気揚々とシナリオを書き始めました。 ところがどっこい、全然シナリオが進みません。 どうにも、話がうさん臭くなってしまう。説得力のある話が書けない。 それでも無理矢理書き進めてみたりするのですが、 最終的には握った鉛筆（2B）をへし折り、 机の上の小物をすべて跳ね除け、 机を両手こぶしでガーンッ！って叩き、 そうして静かに、ただ静かに嗚咽してしまうのです。 うそです。 しかしなぁ。このままだと一向に完成しないし、どうしたものか。 けっこう長いあいだ悩みました。 そして悩んだ結果、もう開き直って噓くささ全開にし、それ自体をフリに使う展開としよう。と決めました。 これにより、ラストまでの道筋が一気に開けたのです。 ブワワーーーーッ（道筋が一気に開ける音） <h2 id="hd074379231">完成（仮）</h2> そうして何とか〆切の夜に完成。アップロードして寝ました。 その後、審査に通った連絡をいただき、早速テストプレイ。 (´▽ ｀\*) ﾄﾞｷﾄﾞｷ… (´▽ ｀\*) ｱ､ﾊｼﾞﾏｯﾀ (˙ - ˙ ) (˙ - ˙ ) ｶﾁ…ｶﾁｶﾁ… (˙ - ˙ ) … (˙ - ˙ ) 「公開停止」ﾎﾟﾁｰ シュール＆ホラーでした。無音って恐いですね。 今の状態で差し出すのはプレイヤーに対し失礼にあたる……。 下手なのは実力、仕方がない。だが手を尽くさないのは違うだろう。 私はゲームを公開停止にし、少しの休み期間を経て修正を始めました。 <h2 id="h6c6675c3f5">修正期</h2> うはｗｗｗｗＢＧＭ入れたら何か良い感じになったｗｗｗｗｗｗｗｗ 完　成 ※ 何回か読み直して、文章の方も修正しました。 <h2 id="h4ee19e6130">今回やりたかったこと</h2> " 人は何かを支えにして生きています。 けど、それって案外簡単に崩れるものだったりしませんか。 その支えは、信じるに値しますか。 " ……とまぁ、こんな感じのことが書けたらいいなと思いながら作りました。 実力不足は痛感しており、伝えきれないもどかしさはあるのですが、 何か一つでも持って帰っていただければ嬉しいです。

「透明人間彼女」完成＆公開しました

ふと自分のブログを見返してみたところ、なんか煩わしい。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/fd3767fdb00041e6b8e50d6741eb8342/7c0654e714f447efa75a4db8f0ea7e35/2022-10-17-old-blog-design.png" alt=""> なんでだろう。自分が好きな色味で作ったのに。 ただまぁ、これは今に始まったことではない。 小四の時に買ってもらった裁縫箱にはドラゴンの絵が書いてあった。あれも最初は心底惚れたものだが、卒業する頃には冷ややかな気持ちでいた。 あとはやはり、同じデザインを何度も見続けたことにより、段々と飽きてきたのかもしれない。 つまりは気の迷いというか、この感情に大した理由はないのだろう。 とはいえ一度感じた煩わしさを拭うのは難しい。 ここはいっそ、デザインを完全に一新しようと思い至った。最近 WEB 系のプログラミングをしておらずリハビリしたかったこともある。 <h2 id="hde965b176a">完成</h2> 新しいデザイン。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/fd3767fdb00041e6b8e50d6741eb8342/272648195635415eb4ee8b1ae867a8f3/2022-10-17-new-blog-design.png" alt=""> めちゃめちゃに削いでみた。 試しにブログの冒頭文を消してみたところスッキリ。 あとは、下部の記事はマウススクロールして見る必要があったのをページング形式に変更した。地味に大変だったけど良い変更に見える。 ただ作り直した弊害として、タグやゲーム一覧のページなど、一部機能がダウングレードしてしまっている。 これらは今後作り直していきたい。

ブログデザインを一新しました

何だろう……、穴があったら入りたい。 今日をもって 8 月が終わる。そんな時に、私は穴があったら入りたいと思っている。 正直に言います。今回ノベルゲームを作りましたが、すごい恥ずかしいです。 誰にも見て欲しくない。嘘、見てほしい。でも、誰にも見て欲しくないのは本当。 なぜか？そりゃあ、あれよ。語彙力とか、色んなやつがかなりやばいからよ。 良いじゃんか。一生懸命やったんだから。 いや、もちろん、一生懸命って感じのクオリティではないよ？ 自己満足のかたまりだよ？でも、良いじゃんか、堂々としてれば。 それなのに、なんだ、このむずがゆさは……。 髪の毛がかゆい。背中がかゆい。足がかゆい。早く風呂に入りたい。あ、不潔なだけだこれ。 恐ろしい……、何が恐ろしいって、さきほどノベコレさんにアップロードしたばかりで、まだ公開すらされてないことが恐ろしい。 公開されちゃうよ？どうすんの？いつ発狂すんの？今でしょ。 特に、今回はやばい。そう遠くないうちに、「透明人間彼女」というゲームが公開されるだろう。 それは私の書いたものだ。これが特にやばい。 何がやばいかって、すごい気持ち込めちゃった。込めちゃったよ！！どうすんだよこれ！！まじで気持ち悪い！！オーボエア、げろげろ、イエア。（ハイタッチ。いやハイタッチすんな。） なんでこんなことになった？昨年は何ともなかったはずだ。なんだ？この不安は。 声にならない叫びとなってこみ上げる？ なんだ？谷川俊太郎さんの「春に」か？ ちなみに昨年は「告白するまで＠1 分！」というのを作った。アレとコレとで、何がそんなに違う？ まぁあれは文章書いてないからな……。最初から拙い文書、低い創作力を前提としているというか。そういう安心感はあったな。 でも、そうか。少しわかってしまった。私は今回、心の恥部をさらけ出しているのだ。 無論、登場人物と自分を重ねたりはしていない。自分が書いたので、VOID の人格を幾らかは継承してるに違いないだろう。それでも、主人公の田久哉くんは私とは違いすぎている。 じゃあ、心の恥部とは何なのか。 それは保険なしの「私はこういうのが大好き。」だ。言ってしまえば、趣味嗜好というよりもっと内部的な、性癖に近いものだ。前田葉太郎もびっくりである。 私は今回、あろうかとか大事な大事な「大好き！ちゅきちゅき！」を瓶詰めして、梱包して、電子の海に放り出そうとしてるのだ。 「ちゅきちゅき大ちゅき」をばらまくこと、これがいかに変態的行為であるか。 誰にでもわかるように、例えよう。そうだな。 例えば。 「あの、すみません皆さん！聞いてください！少しだけお時間をください！」 「少しだけお時間を使って……。」 私のおしりの穴を見てくださいっ！！！ これである。 どうですか！？私のおしりの穴は！？感想はありますか！？ である。 どうですか！？じゃねーよ。 そういうことなのだ。今完全に理解した。 私は尻穴を見られるが故、その行為自体をこんなに恥ずかしがっているのだ。 それは決して、尻穴のクオリティの話ではないということだ。 いや、尻穴のクオリティってなんだよ。 あと前田葉太郎って誰だよ。 <h2 id="he3588b532b">あとがき</h2> というわけで、今の気持ちを書きなぐりました。 もしかすると、私はようやくゲーム制作者としてスタートラインに立ったのかもしれません。 30 日～ 31 日で徹夜してそのまま書いてるため、変なテンションのキモ人間に見えるかもしれませんが、普段は礼儀正しく義理深い日本人英国紳士です。 お見逃しいただきたく。